くまクマ熊ベアー、アニメの感想 俺は悪くない社会が悪い 11/06/2020 (Fri) 05:15:41 No.158075 del
くまクマ熊ベアー、アニメの感想

作品全体の内容の要点
1.主人公はウザい。…要点1
2.幼女を侍らせる。…要点2
3.承認欲求が強い視聴者向け。…要点3
4.物語は視聴者に成長を齎さない。

要点2は、アニメ公式サイトのトップページの画像から予想できる。要点3は、なろう系なので疑うことができる。これらに対して要点1は、作品の中身を知る前から気付くのが難しく、大きな欠点だ。
要点2により、主人公は現実世界の、成功した家庭を演出するために子供を作る人達のようであり、要点1が強くなる。また、幼女が子供らしくかつ従順であり要点3が強くなる。
他の異世界転生転移物語と同様に主人公がやたら周囲の人間に讃えられるが、この物語では、主人公が解決して讃えられ尊敬されるために作者が準備したような問題が露骨に存在する。特に、幼女の母の体調を二段階の回復で治したときは。そうやって幼女に尊敬され抱きつかれもした。…要点2 …要点3
要点3により、主人公が誰かを助けるのは讃えられて承認欲求を満たすためであるのかと推測する。孤児院を助けたのも、周囲の人の賛同があったからこそ、正義の味方として讃えられる承認欲求を満たせたからではないか。例えば、現実世界に同性愛が悪であるというキリスト教徒の常識があったが、主人公がそのような問題にそのような状況で戦うことは、周囲の人の賛同を得られず、正義の味方として讃えられることはなく承認欲求を満たせないのでしない。したがって、要点1が強くなる。
原作とアニメは登場人物が妙案を披露して驚かせるような場面がなく、問題解決は熊装備の性能を利用するだけ、発明は現実世界のものを作るだけ。
原作を何話か読んで上記の要点が覆ることはなかった。

自分と主人公を同一視し、感情移入して虚勢を張りたい人や、子供らしいかつ従順な幼女を見たい人向けの作品である。物語を俯瞰する人には、要点1要点3が特に不快になるので向かない。

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